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自動車を運転する上で欠かせないギア。今、SNS上ではそんなギアの中でも低速ギア「Lモード」の存在意義が大きな注目を集めている。きっかけになったのは「みんなこの低速ギアモード(L)って使ってる?AT限定で免許取った時、下り坂でLに入れたら教官に『使わんでええ』って言われたんやが」というもちおさんの投稿だ。
◇「L」とは何か、どんな時に使うのか
自動車のトランスミッションの中で最も低いギアとなる「L」。ここに設定するとエンジンのトルクが増加し、より強いパワーを発揮する。急な坂道の登り下りや雪道などで、フットブレーキの踏みすぎを防止するために使うべきだとされている。
しかし、SNSユーザーからは「基本的に使いませんね。アクセルオフとブレーキペダルで十分」「雪が積もった時くらいですね」といった意見が寄せられた。一方で「元教官です。そんなこと『絶対に言いません』騙されないでくださいね」「急坂によってはブレーキやタイヤの負担を減らせるメリットもある」「メーカーやATの種類によっても違う。今の電子制御ATは下り坂で軽くブレーキを踏めば自動でギアを下げるから、そもそもレンジを変える機会は少ない」など、さまざまな声が上がっている。
◇「使わんでええ」は誤解だったのか
投稿者本人であるもちおさんに話を聞いた。彼はAT限定免許を取得した際に教官から「使わんでええ」と言われたことがきっかけで今回の投稿をしたという。しかし、個人運転では急な下り坂や立体駐車場の坂などで実際にLモードを使ったことがあるそうだ。「エンジンブレーキを効かせてブレーキの負担を減らせるのが便利だなと感じています」と話す。
投稿に対する反響は想像以上で、「使う派」と「使わん派」の両方の意見が多数寄せられたという。現在は大型免許も取得しバス運転士として働くもちおさん。自身の車はMT車が多いため、あらためてAT車のLモードについて「みんなはどうしてるのか気になっている」と話していた。
◇Lモードを使うべき場面とは
専門的には、Lモードは以下のような場面で有効とされている。
急な下り坂でエンジンブレーキを活用し、フットブレーキの過熱や摩耗を防ぎたい時
急な上り坂でエンジンのパワーを最大限に引き出したい時
雪道や悪路で、タイヤの空転を抑えながら安定した走行をしたい時
ただし、最近の電子制御AT車はコンピューターが走行状況を判断し、適切なギアを自動で選択する機能が充実している。そのため、ドライバーが自らLモードを選ぶ機会は確かに減少しているのも事実だ。
意見が分かれるLモードの使い方。重要なのは、自分の車の特性を理解し、状況に応じて適切に使い分けることだろう。少なくとも「使わんでええ」とひとくくりにするのは、必ずしも正解とは言えないようだ。
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